2019年05月

馬体の面からは、3強それぞれタイプが違いペースや展開で、以下のような有利不利が出てきそう。
①前傾ペースはサートゥルナーリア有利。
②後傾ペースはダノンキングリー有利。
③全体的に速いペースならヴェロックス有利。


まとめ
有力馬が比較的前でレースをしそうなので、速い時計での決着が見込まれる。紛れが少なく固い決着になりそう。上の③のペースと予想。

それを踏まえて本命はヴェロックス。
セレクトセールの写真を見た時からダービーは本命と決めていたので初志貫徹で。
東京芝2400はタイムが速いとトニービンの血が入っている馬が上位に来る点からも押せる。

対抗はサートゥルナーリア。
皐月賞の内容は過去の名馬以上で、本命にしたいところだが不安点がいくつかある分ヴェロックスより評価を下げた。

一応穴候補は、ロジャーバローズとアドマイヤジャスタ。

ヴェロックス
トモの広さが3強の中で1番大きく、走りのイメージが『力強いバネ』。やや胴長だが背中がしっかりしているし、大跳びなのでトップスピードを長く維持できる。繋ぎが長いので広いコース向き。後脚が若干後方に流れているので瞬発力には乏しい面がある。
今回中内田厩舎は1週前の調教タイムで分かるように究極の仕上げをしてきた。

ダノンキングリー
斜尻で背中が一定の高さで走れる、父ディープインパクトに似た走法。前脚の付き方が素晴らしくピッチ走法なので機動力がある。胸囲がなくスタミナはあまりなさそうだが、スタミナをロスしづらい走法なので東京芝2400なら持ちそう。3強の中で1番体長が短く、ダービーの舞台ではややスケール感に物足りなさを感じる。
前走後、馬体のダメージが思ったより出てないのが意外。

今年のダービーは皐月賞上位馬による3強の様相。
穴馬がいないか多角的に検討したが、3強がまともにレースが出来たら他馬は太刀打ち出来ないと感じる。
まずは、3強の馬体・走法の解説をします。基本的な特徴は3頭とも父似です。

サートゥルナーリア
前脚の付き方に多少の違和感があるが、可動域が広く、胸前の筋肉が発達していて操縦性が高い。通常の追い方だとフォームがブレない。馬なりで走っている段階ではスタミナロスしづらい。
後脚の繋ぎに角度があり、それにピッタリな程よい曲飛。仕掛けると短距離馬の子らしく躍動感ある走りになり、上下動の幅が大きくなる。前走でも追い出しでヨレたように、本気で追いだした時に欠点がある。早仕掛けの展開に弱そう。
左後脚の繋ぎが細めで左回りに不安がある。
前走からは腹回りが絞れて、仕上がりには問題ない。

桜花賞組について
シゲルピンクダイヤは輸送がカギ。パドック要注意馬。
クロノジェネシスはコース適性は高いが折り合いに問題がある。
ダノンファンタジーは気性が激しいので買いづらい。
ビーチサンバは仕上げがうまくいっているし、コース適性もある。

まとめ
桜花賞組なら
・クロノジェネシス
・ビーチサンバ
・パドック次第でシゲルピンクダイヤ
別路線からは
・ラヴズオンリーミー
・シャドウディーヴァ
以上を狙ってみたい。
展開次第で結果が変わると思うので馬券購入は広めの方がよさそう。


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ラブズオンリーユー
兄のリアルスティールに似ていて好馬体。兄と違う点は若干コンパクトでストライドが狭く、バランス良い馬体を生かし切れていない。コースは現状では向いていないが、折り合いに問題なくデムーロとの相性も良さそうなので力の違いで好走出来ると感じる。過去の上がりタイムから推測すると、まだ目一杯追ってないので実力は未知数だが、調教を見る限り体幹もしっかりしてきたので前走以上の走りができる。桜花賞組と差はないだろう。

ウィクトーリア
すぐ目に付くのは前脚の立ちすぎた繋ぎ。背中から後脚のラインが理想的な格好なので一発はあるが、G1で勝ち切れるようには見えない。前走は最後の直線で前が詰まったおかげで長く脚を使わなかったことが結果よかったように見える。桜花賞組より格下とみる。戸崎騎手が得意そうな馬なので展開次第では怖い一頭。

シャドウディーヴァ
馬体が薄くまだ成長途上だが、ハーツクライ産駒らしく胴長でコース適性はかなりある。前走は岩田騎手の命がけの?イン抜きで権利を勝ち取ったが、外から行っても良い脚を使えると感じる。実力が足りてるか微妙だが買ってみたい1頭。


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