2020年06月

各馬の考察続き

グローリーヴェイズ
デビューしたての頃は華奢な印象だったが、古馬になってしっかり筋力がついてきた。可動域が広く柔らかい走りする。右回りでの4コーナー出口が他馬のない速さ。基本的には若干前傾姿勢で走ることが多いので坂のあるコースは不向き。母系がメジロ血統で胴がしっかりしており、ディープインパクト産駒の割に持続力がある。道悪を上手くこなせるか判断が難しいがオッズを考慮すると面白い存在。

キセキ
状態に関しては素晴らしい出来で後脚の仕上がりは抜群。昨年の海外遠征からのダメージはない。ただ去年同様、前脚球節のサポーターが気になる。持続力勝負は得意だが、小回りの最後坂のあるコースは苦手だと考える。気性面でも個人的には不安感は拭えない。

ワグネリアン
もう少し絞れると思うが、宝塚記念に合わせた仕上げに感じる。古馬になって硬さが出てきたのか、追い出すとバランスを崩す傾向にある。道悪は割引材料。

スティッフェリオ
コース適性・馬場適性・脚質を考えるとこの馬向きなので人気もないし馬券は押さえておきたいが、馬体に若干疲れが出ている。


◆まとめ
馬場状態で結果も変わってきそうだ。

良馬場に近いようだとグローリーヴェイズを押したい。相手はラッキーライラック・サートゥルナーリア・ブラストワンピース(絞れていれば)。

馬場状態が悪いとラッキーライラックが連軸候補。相手はクロノジェネシス・サートゥルナーリア。

穴候補としてはレッドジェニアルを挙げる。中距離の持続力が問われるレース向きで、実力が足りてるか微妙だが展開次第で複勝圏内を期待。

各馬の考察

サートゥルナーリア
前走時はやや余裕がある仕上げだったが、非常にバランスが良かった。今回は仕上がっているがバランスの崩れが気になる。有馬記念時くらいの状態。能力は1番だと考えるが、早仕掛けのレースは不向きで鞍上のルメール騎手が当コースを苦手にしており、人気程の信用はおけない。

ラッキーライラック
成長のピークで背中や脚元の状態から見ても過去最高の出来。走りが硬くてコース適性はあまりある方ではないと考えるが、デムーロ騎手は当コースを得意としているので弱点を補えることが出来ると考える。他馬の脚質を考慮すると有利な展開になりそう。

クロノジェネシス
3歳時と比較してかなりスケール感がある。前脚がしっかりしてきたので、以前より安定感のある走りになってきた。重馬場の京都記念を完勝したのもこの辺が要因となっていると考える。状態面では文句がない。基本的に一瞬の切れで勝負するタイプで当コースは向いていない。スローで馬場が悪くなればチャンスがあり。

ブラストワンピース
大跳びでコース適性の面では大阪杯よりは宝塚が向いているが、阪神コースは不向きなタイプ。パワーがあるので馬場適性の面では今の馬場(やや荒れ馬場)は合う。ただ道悪はあまり得意とは思わない。まだかなり馬体が重そうなのでパドックで太目感を確認したい。川田騎手は当コースを得意としているので良い流れで進めれば一発あると考える。



コロナウイルスの影響で海外遠征もなくなり、好メンバーが揃った。
去年は良馬場だったが、その前は3年連続やや重。
今年も明日の午前中まで雨予報なので道悪適正も加味する必要がありそう。

レースのポイント
・大阪杯と天皇賞春は特殊なレースなので、2レースの実績は考慮しない。
・瞬発力より持続力。(ロングスパートの競馬になりやすいので)
・馬齢(5歳>4歳>6歳以上)
・騎手(ルメール騎手は割引)

アーモンドアイの出走でレベルの高いレースとなった。極端な逃げ馬がいないのでスローの上がり勝負を予想する。

時間がないので簡単に各馬の考察をする。

アーモンドアイ
中2週なので状態面が不安だが、写真を見る限り極端な状態落ちはない。最近スタートも良いので去年のようなこともないだろう。

インディチャンプ
去年よりスケールアップしているが、前走がピークだったかあまり良い状態には見えない。当日のパドックで確認したい1頭。

グランアレグリア
筋肉がしっかりついて今が充実期にみえる。仕上がりも申し分なく、勝ち負けになるチャンスはあると考える。

ダノンキングリー
トモの状態に変化があり、引き締まったのか筋肉が落ちたのか判断できない。スローペースは歓迎。

ダノンプレミアム
中内田厩舎はG1でやりがちだが仕上げすぎている。スローペースは不向き。

アドマイヤマーズ
休み明けでまだ仕上がっていない。メンバーと展開を考慮すると合わないレース。

【まとめ】
状態の良さからグランアレグリアを本命視したい。穴馬としては展開次第だがヴァンドギャルドの末脚が怖い。

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